デキるビジネスパーソンほど体を鍛える……。最近では常識となりつつある「筋トレ」のさまざまな効果。興味はあるものの、何から始めたらよいかわからない方にオススメしたいのが、多忙をきわめる経営者、EXILEといった著名人らを指導してきた人気フィジカルトレーナー、吉田輝幸さんの『6つの力を養い、理想の働き方を叶えるトレーニング』です。道具なしで、自宅でできる本書のトレーニングは、まさに多忙なビジネスパーソンにぴったり。さっそく今日から試してみてください!
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インターバル・トレーニングで心臓を強化
「ESD」はEnergy System Developmentの略で、直訳すると「エネルギー供給システムの開発」です。トレーニングとして行うのは、一言でいえば「心肺持久力」を高めるためのものです。
心肺持久力とは、心臓と肺を中心とする全身の循環系能力のことで、体重1㎏あたり、1分あたりにどれだけの酸素を体内に取り込めるか、という「最大酸素摂取量」で示すことができます。さらにくわしくいうと、
- 心臓の1回の拍動でどれだけ多くの血液を全身に送ることができるかという「酸素運搬能力」
- 身体のすみずみまで酸素を送るための毛細血管の発達の程度
- 身体を動かすために使われる骨格筋における酸素を利用する能力
などが関係しています。ESDトレーニングは、こうした循環機能を向上でき、心臓を鍛えることにも有効です。
心臓が強くなって機能が上がると、心臓がそれほど労力を費やさなくても、十分な血液量が送り出せるようになります。少ない労力で心臓のパフォーマンスが発揮されるようになれば、全身も疲労しにくくなります。
この本では、異なる運動の組み合わせを意識しなくても効果的に行える「インターバル・トレーニング」を紹介します。運動と休憩を繰り返すもので、運動時間は10~15秒と短いものの、それなりにハードでキツいため、短時間で心肺機能に負荷をかけることが可能です。
運動時間と休憩時間はそれぞれ、「運動10秒・休憩30秒」にして、これを「3セット」からはじめ、慣れてきたら1セットを「15秒・30秒」「15秒・15秒」と負荷を上げていきます。この秒数に限らず、運動と休憩とを「1:3」→「1:2」→「1:1」→「2:1」→「3:1」を目安にレベルアップしていくといいでしょう。
ビジネスの世界では、常にさまざまな決断を迫られます。ここぞというときの決断を誤らないために、大切なのはゆとりや余裕。いつでも余力十分であることが不可欠です。そうした体力は、心肺を鍛えることで養われます。ESDによる心臓の強化が、「決断力アップ」に直結するのです。
決断力トレーニング(1) マウンテンクライマー
10~15回
動画でチェック!
POINT
- 踏み出した足は床についた手よりも外側に着地させる。
- 足を戻すときは同じ側の手から後ろに真っ直ぐ伸ばした位置に。
- 股関節もしっかり開いて、できるだけ前方に足を着地させる。
NG
- 脚の動きが小さく膝しか曲がらない。
決断力トレーニング(2) バーピー
10秒→30秒休憩×3セットから
動画でチェック!
POINT
- 大きな動きで、リズミカルに行う。
- 目一杯動いて短時間でも息が上がるくらいに。
- しっかり曲げ伸ばしをする。
NG
- 脚はピンと伸ばして後ろにつく。膝が曲がったままになってしまう。
- 元の姿勢に戻るときも全身が伸びきらない。
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エクササイズの続きは書籍『6つの力を養い、理想の働き方を叶えるトレーニング』をご覧ください。
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