デキるビジネスパーソンほど体を鍛える……。最近では常識となりつつある「筋トレ」のさまざまな効果。興味はあるものの、何から始めたらよいかわからない方にオススメしたいのが、多忙をきわめる経営者、EXILEといった著名人らを指導してきた人気フィジカルトレーナー、吉田輝幸さんの『6つの力を養い、理想の働き方を叶えるトレーニング』です。道具なしで、自宅でできる本書のトレーニングは、まさに多忙なビジネスパーソンにぴったり。さっそく今日から試してみてください!
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正しい歩き方は、足首をむしろ使わない
走る動作は爪先で地面を蹴るのだと思われがちですが、そうではないのです。マラソンでも短距離走でも、テレビなどの映像では、確かに足首が回転して爪先で地面を蹴っているようにも見えます。
でも実際は、着地の一瞬に足うらのほぼ全面で力強く地面を押しています。足首はむしろ使わないようしっかり固定して走る感じで、足首が伸びているように見えるのは一連の動きのなかで惰性で起きているのが、そう見えているのです。
最大限の力を地面に伝える足うらのほぼ真ん中は、脛(すね)の太い骨(脛骨)の真下にあたります。上からの力を真っ直ぐ伝えるためにも、必要以上に足首を使うことなく固定しておくためにも、「脛の筋肉が使える」ことが大切です。正しく使えているかどうかは、たとえば次のようなことをチェックしたり心がけたりするといいでしょう。
- 特に日頃から走っている人は、ふくらはぎが不自然に太くなっていないか、腿や膝うらなどに痛みやトラブルがないか
- 靴のかかとの減り方がアンバランスになっていないか(女性は外側に荷重がかかって減りやすい傾向あり)
- 足首を使いすぎていないか(ふくらはぎがパンパンに張ったり痛くなったりする)
走るときは、いかにして接地時間を短くするかが大切ですが、歩くときは、むしろ接地時間を長くするつもりで、一歩一歩力強く、足首は動かさず足のうら全体で地面を押すつもりで歩いてください。無駄な力を使わずに、自分の身体の重さだけでラクに歩ける感覚がつかめるはずです。
お尻の筋肉も使いやすくなります。スリッパ履きで試してみると、爪先歩き(足首が伸びてしまう)のようなペタペタ音はしないこともわかるはずです。
脛を使って真っ直ぐ足うらに力を伝えるためには、プライオメトリクス&ムーブメントのトレーニングが最適です。ジャンプ中心の素早い動きで床反力の使い方を身につけるトレーニングとともに、脛の筋肉に効くストレッチもあります。
さらに「最強ストレッチ」は、その名のとおり全身の筋肉を使いながらストレッチ効果も得られる万能メニューです。忙しくて時間がないときも、これだけはやって欲しいストレッチです。
行動力トレーニング(1) スキップ
10~15秒
動画でチェック!
POINT
- 足のうら全体でフラットに着地し、接地時間は短く。
NG
- 爪先だけで床についてしまう。
- 上半身が前に傾いてしまう。
行動力トレーニング(2) ボーゴジャンプ
5~10回
動画でチェック!
POINT
- 肘を曲げた両腕をジャンプに合わせて後ろ向きに回旋させて床反力のバネを生かす。
NG
- 爪先立ちになってしまう。
- ドタッドタッと接地時間が長くなると床反力を生かせない。
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エクササイズの続きは書籍『6つの力を養い、理想の働き方を叶えるトレーニング』をご覧ください。
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