「背骨」をリフレッシュして自己肯定力をアップ　1日の疲れが出やすい背骨のゆるめ方吉田輝幸

デキるビジネスパーソンほど体を鍛える……。最近では常識となりつつある「筋トレ」のさまざまな効果。興味はあるものの、何から始めたらよいかわからない方にオススメしたいのが、多忙をきわめる経営者、EXILEといった著名人らを指導してきた人気フィジカルトレーナー、吉田輝幸さんの『6つの力を養い、理想の働き方を叶えるトレーニング』です。道具なしで、自宅でできる本書のトレーニングは、まさに多忙なビジネスパーソンにぴったり。さっそく今日から試してみてください！

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背骨は重要な「身体の柱」

紹介するリジェネレーションのメニューは、背骨にフォーカスしています。背骨には「身体を支える（支持）」「身体を動かす（運動）」ことのほかにも、「神経の保護」という重要な役割があります。背骨の中には脊髄という、脳に直接繋がる太い神経が通っているからです。

そして背骨は社長の腹筋、副社長のお尻、専務取締役の肩甲骨を結ぶラインだともいえます。自分軸をしっかり持って姿勢を正して生きるといった意味でも、象徴的な存在です。

そんな背骨は身体の柱ともいえるものですが、見えない後ろ側にあるため使いにくく、正しい姿勢をとることも難しいという人が大勢います。使えないまま背骨が硬くなってしまうと、運動はおろか呼吸すらしにくくなったりします。

また、背骨で結ばれた首、肩、背中、腰は全身のなかでも一日の疲れが出やすい場所です。筋トレで使った筋肉とは別に、背骨は毎日リジェネレーションを行い、その日のうちにしっかり回復させておきましょう。

 

リジェネレーションのメニューはゆったりした動きで、寝た姿勢で行うものが中心です。リラックスしながら行って、一日の振り返りの時間としても役立ててください。達成できたことを思い出したり、その喜びを味わったり、あるべき姿（目標）を想像したり再確認したりすることが、自己効力感をアップさせます。

明日の課題も見えてきます。一日一日をきちんと終わらせることで、ゼロベースの新しい日を迎えることができるはずです。

「リジェネレーション」で「背骨をゆるめる」ルーティンを取り入れることで、日々しっかりとリセット＆リフレッシュして生活できます。そうした健全な生活習慣を持つことも、自分への自信や「自己肯定力」を高めることになるのです。

自己肯定力トレーニング(1) 背中のストレッチ(ラットストレッチ)

30～1分

動画でチェック！

POINT

• やりづらければ手のひらを下に向け、足首を立ててもよい。
• 肩から背中、脇までよく伸びるのを感じながら行う。

NG

• 顔が上がって上体も起き上がってしまう。
• 肘が曲がって腕も十分伸びていない。

自己肯定力トレーニング(2) ロールアップ

10回を目安に

動画でチェック！

POINT

• 腹筋で起きるのではなく、組んだ手を前に突き出すことで背骨を巻き込んでいく感覚で。
• 手の動きを目で追いながら行う。

NG

• 勢いをつけて起き上がってしまう。
• 背骨を使わずに腹筋で起きてしまう。

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エクササイズの続きは書籍『6つの力を養い、理想の働き方を叶えるトレーニング』をご覧ください。