『新宿・歌舞伎町 人はなぜ〈夜の街〉を求めるのか』(幻冬舎新書/2020年11月発売)の著書を持ち、歌舞伎町でホストクラブや美容室など二十数店舗を展開するSmappa!Group(会長:手塚マキ)が、戦前から歌舞伎町にある能舞台を購入しました。
『新宿・歌舞伎町 人はなぜ〈夜の街〉を求めるのか』のなかで、第二次世界大戦後、歌舞伎町の町づくりを推進した鈴木喜兵衛が目指した「道義的繁華街」の思いを引き継ぎ、「歌舞伎町の歴史の一部として生きていきたい」と記していた決意が具体的なかたちとなりました。
能舞台は「新宿歌舞伎町能舞台」と名付けられ、観世流能楽師 中島志津夫(重要無形文化財総合指定保持者)による謡・仕舞の稽古をはじめ、様々な伝統芸能の上演や文化観光コンテンツの創出を通じ、日本文化を国内外に発信する場として活用していく予定です。
手塚氏の歌舞伎町への思いが詰まった『新宿・歌舞伎町 人はなぜ〈夜の街〉を求めるのか』はマンガ化、舞台化もされ、11月9日にマンガ『夜を生きる 歌舞伎町ホスト・手塚マキ物語』(倉科遼・原作 柳葉あきら・作画)が発売。さらに舞台「夜鳥 翔べ~夜を生きる~歌舞伎町ホスト 手塚マキ物語』は、11月17日~11月27日に新宿シアターモリエールにて上演されます。
歌舞伎町の歴史を掘り起こし、今につなげる手塚氏の今後の活動にぜひご注目ください。
◆新宿歌舞伎町能舞台
東京都新宿区歌舞伎町2丁目9-18ライオンズプラザ新宿2階
*2022年11月18日(金)~11月27日(日)には、最古の能の演目『翁』をベースにした展覧会「とうとうたらりたらりらたらりあがりららりとう」を開催。
特設サイト:https://toutoutarari.com/
◆舞台
演目:『夜鳥 翔べ~夜を生きる~歌舞伎町ホスト 手塚マキ物語』
日程:2022年11月17日~11月27日
会場:新宿シアターモリエール
公演詳細・チケット情報は、Corich舞台芸術!のページをご覧ください。