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新宿・歌舞伎町

2022.11.10 公開 ポスト

元ナンバーワンホスト、新宿歌舞伎町の名物経営者・手塚マキが戦前の能舞台を購入。「道義的繁華街」実現へ一歩幻冬舎編集部


新宿・歌舞伎町 人はなぜ〈夜の街〉を求めるのか』(幻冬舎新書/2020年11月発売)の著書を持ち、歌舞伎町でホストクラブや美容室など二十数店舗を展開するSmappa!Group(会長:手塚マキ)が、戦前から歌舞伎町にある能舞台を購入しました。

『新宿・歌舞伎町 人はなぜ〈夜の街〉を求めるのか』のなかで、第二次世界大戦後、歌舞伎町の町づくりを推進した鈴木喜兵衛が目指した「道義的繁華街」の思いを引き継ぎ、「歌舞伎町の歴史の一部として生きていきたい」と記していた決意が具体的なかたちとなりました。

能舞台は「新宿歌舞伎町能舞台」と名付けられ、観世流能楽師 中島志津夫(重要無形文化財総合指定保持者)による謡・仕舞の稽古をはじめ、様々な伝統芸能の上演や文化観光コンテンツの創出を通じ、日本文化を国内外に発信する場として活用していく予定です。

手塚氏の歌舞伎町への思いが詰まった『新宿・歌舞伎町 人はなぜ〈夜の街〉を求めるのか』はマンガ化、舞台化もされ、11月9日にマンガ『夜を生きる 歌舞伎町ホスト・手塚マキ物語』(倉科遼・原作 柳葉あきら・作画)が発売。さらに舞台「夜鳥 翔べ~夜を生きる~歌舞伎町ホスト 手塚マキ物語』は、11月17日~11月27日に新宿シアターモリエールにて上演されます。

歌舞伎町の歴史を掘り起こし、今につなげる手塚氏の今後の活動にぜひご注目ください。

◆新宿歌舞伎町能舞台

東京都新宿区歌舞伎町2丁目9-18ライオンズプラザ新宿2階
*2022年11月18日(金)~11月27日(日)には、最古の能の演目『翁』をベースにした展覧会「とうとうたらりたらりらたらりあがりららりとう」を開催。
特設サイト:https://toutoutarari.com/

◆舞台

演目:『夜鳥 翔べ~夜を生きる~歌舞伎町ホスト 手塚マキ物語』
日程:2022年11月17日~11月27日 
会場:新宿シアターモリエール
公演詳細・チケット情報は、Corich舞台芸術!のページをご覧ください。

関連書籍

手塚マキ『新宿・歌舞伎町 人はなぜ<夜の街>を求めるのか』

戦後、新宿駅周辺の闇市からあぶれた人々を受け止めた歌舞伎町は、アジア最大の歓楽街へと発展した。黒服のホストやしつこい客引きが跋扈し、あやしい風俗店が並ぶ不夜城は、コロナ禍では感染の震源地として攻撃の対象となった。 しかし、この街ほど、懐の深い場所はない。職業も年齢も国籍も問わず、お金がない人も、居場所がない人も、誰の、どんな過去もすべて受け入れるのだ。 19歳でホストとして飛び込んで以来、カリスマホスト、経営者として23年間歌舞伎町で生きる著者が<夜の街>の倫理と醍醐味を明かす。

倉科遼/柳葉あきら『夜を生きる 歌舞伎町・ホスト手塚マキ物語』

〈夜の街〉と〈ホストの人生〉を変え続ける男。 新宿・歌舞伎町の元ナンバーワンホスト名物経営者の生きざまをネオン劇画の巨匠がマンガ化&舞台化 軽い気持ちで新宿・歌舞伎町のホストクラブで働くことにした19歳、大学一年生の手塚マキ。優等生人生では見ることのなかった世界。刺激的な毎日。とはいえ、いつかは就職して、まっとうな社会人になるつもりだった。なのに、ナンバーワンになった自負と虚栄心によって起こした事件で歌舞伎町にとどまることになってしまう――。挫折も、孤独も、欲望も、人間のすべてを飲み込む、新宿・歌舞伎町で生き続けるということ。「『夜王』を終えて10年。もう一度ホストを書きたいと私に思わせたのが手塚マキです」と倉科遼氏に言わしめた、稀有な夜の街の住人、手塚マキの生きざまをマンガ化。2022年11月17日〜27日は新宿シアターモリエールにて本作を舞台化する。

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