『バチェラー・ジャパン』の「男女逆転バージョン」として話題になった、婚活サバイバル番組『バチェロレッテ・ジャパン』。その初代ヒロインを務めたのが、モデルの福田萌子さんです。初の著書『「なりたい自分」になるシンプルなルール』では、福田さんがみずからの経験から生み出した「なりたい自分」になるためのルールを公開。いくつかご紹介しますので、みなさんもぜひ実践してみてください!
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「いい一日」を始めるために
私は、泊りがけで遠方へ自転車に乗りに行ったり、山に出かけるとき以外は、毎朝だいたい同じことをしています。
起床は日の出前。起きたらまずトレーニングウェアを着て、歯磨きをしながら、お部屋にクイックルワイパーをかけます。
その後、髪を縛って白湯を飲みつつ、洗濯機に洗濯物を放り込み、ストレッチをして、朝日を浴びながら10キロほどランニングをします。
途中でコーヒーショップに寄ってコーヒーをテイクアウトし、歩きながらコーヒータイム。飲み終わったら、帰りは走りながら、コーヒーの紙コップに入る分だけのゴミを拾って家に持ち帰ります。
帰ったらシャワーを浴びてスキンケアをし、1時間ほど、そのときどきに興味があることをお勉強。それが朝のルーティンです。
白湯を飲むのは、自分の身体を観察してみて、身体が冷えていると少し重く感じ、いろいろなことが少し億劫になる傾向があるのがわかったからです。白湯を飲むと、内臓から温まり、起きてすぐでも気持ちよく動けます。
朝、さっとお掃除をするのは、きれいなお部屋から一日が始まると思うと、すがすがしい気持ちになるからです。お部屋も心も、毎日少しずつ、汚れる前にケアするのが大事だと考えています。
朝、走るのは、私は朝日を浴びながら走ると幸福な気分になるから。「さぁ、今日もいい一日が始まる」と、ウキウキしてきます。
そして、ただ走るより「今日はどのコーヒーショップに行こうかな」と考えながら走ると、楽しいランニングがさらに楽しくなります。
走りながらゴミを拾うのは、「善行を積もう」などという大げさな気持ちからではありません。気がついたら拾うほうが、自分が居心地よくなるからです。
以前はゴミを見つけるたびに、「今、走っているから拾えないの。ごめんね」と、ちょっとした罪悪感を抱いていました。だったら走りながら拾う方法はないかと考えて、たどり着いたのが、テイクアウトしたコーヒーの紙コップを使う方法でした。
赤信号などで立ち止まっているときに落ちているゴミが目に入ったら、その紙コップに入る分だけ拾うことにしています。続けているうちに習慣になり、「やらないのは落ち着かない」になったのです。
朝のルーティンは「いいことずくめ」
私にとって朝のルーティンは、ひとつひとつは小さなことかもしれません。でも、どのルーティンも、次のどれかに当てはまります。
- 「これをやるとすがすがしくなり、気持ちいい」
- 「居心地がいい」
- 「気持ちが落ち着く」
言ってみれば、どれも小さな幸福感。その積み重ねのおかげで、とてもさわやかな気分になり、いい一日が始まりそうな気がしてきます。
私の場合は、ランニングを始めてから、たとえその日がうまくいかなくても、「今日は未来につながる大切な一日」――そう心から思えるようになりました。
また、「今日もルーティンをこなした」と、小さな達成感や充足感も生まれます。自信も持てるようになるし、「今日も朝からがんばったから、そんな自分をほめてあげよう」と、自身をいつくしむ気持ちも生まれます。
それに毎日同じことをルーティンとして繰り返すことで、生活にリズムができ、ちょっとした体調の変化や心の変化にも気づきやすくなりました。
私の場合、白湯を飲んでも身体に潤いを感じないときは、どこか体調を崩しているのかもしれないと注意を払います。あるいは夕べちょっとお酒を飲みすぎたかな、今度からもう少し量を控えようなどと、生活習慣の反省にもつながります。朝のルーティンは私にとって、いいことずくめなのです。
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続きは書籍『「なりたい自分」になるシンプルなルール』をご覧ください。
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「なりたい自分」になるシンプルなルール
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