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勝手に!裏ゲーテ 街場の旨いメシとBar

2023.11.18 公開 ポスト

#44

スペインの熱き風を名酒場で 中野編相場英雄

〈使用機材〉FujifilmX100V,NikonD810,LeicaQ

新潟の片田舎から上京して三七年が経過した。

現在の住まいは歌舞伎町にほど近い新宿区の住宅街で、同区に居住して約三〇年になる。残り七年は、お隣の中野区の安アパートで独身時代を過ごした。

中野は都心に近いが、下町風情が色濃く残る街で、今も頻繁に足を向ける。拙著『震える牛』(小学館文庫)の主人公、田川信一警部補が中野に住んでいるのは、私が同区を愛しているからに他ならない(燃える商魂=未読の人は買ってね)。

焼き鳥、ラーメン、カレーと名店ひしめく中野で、私が足繁く通う一件のバーがある。例によって店名は明かさない。

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勝手に!裏ゲーテ 街場の旨いメシとBar

食い意地と物欲は右に出るものがいない作家・相場英雄が教える、とっておきの街場メシ&気取らないのに光るBar。高いカネを出さずとも世の中に旨いものはある!

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相場英雄

1967年新潟県生まれ。元時事通信社記者。主な著書に『震える牛』(小学館文庫)、『血の轍』、『KID』(ともに幻冬舎文庫)、『トップリーグ』  『トップリーグ2/アフターアワーズ』(ともにハルキ文庫)。近著は『血の雫』(幻冬舎文庫)、『レッドネック』(ハルキ文庫)、『マンモスの抜け殻』(文藝春秋)、『覇王の轍』(小学館)、『心眼』(実業之日本社)、『サドンデス』(幻冬舎)、『イグジット』(小学館文庫)『ゼロ打ち』(角川春樹事務)、『マンモスの抜け殻』(文春文庫)。『フェイク・フィクサー』(小学館ストーリーボックス連載中)、『ブラックスワン』(小説幻冬連載中)。

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