物語の舞台となる「佐々良」。駅前からは小さな商店街が続きます。観光地らしい土産物屋が2〜3軒、本屋に蕎麦屋、八百屋、魚屋、感じのいい喫茶店……。こじんまりした、のどかな街で不思議な事件が次々と! それは、とある音――柔らかな衣擦れのような、笹の葉が触れ合うような、小川の流れるような、風の音のような――優しい音とともにやってくるのです。
画:十日町たけひろ
①ささら駅……駅長の桂山と、若い佐野が常駐。“アレ”が見えるのは、原作では駅長さんのほう。
②猫とささら饅頭……名物の「ささら饅頭」の旗がちらほらと。
③図書館……本好きのサヤもよく通います。公園で仲良くなったエリカとも再会。そして事件が。
④喫茶店ささら……美味しい珈琲、控えめなマスター、サヤの贅沢な時間。
⑤不動産屋……ひと筋縄ではいかない主人がいます。
⑥ポートタウン……チェーン店のファミレス。そしてチェーン店ならではの事件がここでも。
⑦サヤの家……お夏に珠子に久代、エリカも入れ替わり立ち代わり来ていつも賑やか。木造平屋、くすんだ赤色の瓦の屋根と、生け垣の緑のコントラストが素敵な一軒家。
⑧病院……街から近くはないものの、具合を悪くしたユウ坊が入院することに。そこに至るまで、実は大変なことがいろいろと起こるのです……。
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