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神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること

2025.02.05 公開 ポスト

アメリカ人の神道研究者が、なぜこの本に熱狂するのか?桃虚(神職/ライター)

桃虚さんの話題の書『神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること』に、強い感銘を受けて下さったという、関西外国語大学 アジア宗教・哲学教授のジョン・A・シュルツ博士。博士からのレビューが届きましたのでご紹介します!

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幸福や幸運はどのようにして得られるのでしょうか?

この永遠の哲学的な問いに、知恵と洞察に満ちた桃虚が優雅に答えるのが、『神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること』 です。

 

日本では、幸せは神様や仏様にお願いすれば叶うものと思われがちです。しかし、本書は美しいイラストとともに、神々や人々と調和した生き方こそが、深く真の幸福を育むのだと説いています。

桃虚は、この知恵に満ちたライフスタイルを導く卓越した案内人です。神話、漢籍、日本文学、仏教、そして現代科学まで幅広い知識を自在に操りながら、私たちが季節の自然なリズムと再びつながることをやさしく促してくれます。

彼女の現代的で女性ならではの視点は、男性神職が多いとされる神道の世界に、新鮮で魅力的な解釈をもたらします。現代日本では女性の神職は珍しい存在ですが、古代には多くの女性が神と人との仲介者として重要な役割を果たしていました。桃虚は、神の直接の使者としてではなく、私たち自身が神々の声に耳を傾け、感じ取る方法を教えてくれます。

 

情報が氾濫し、人々がスマートフォンの画面を見つめながらイヤホンをつけて街を歩く——そんな気が散る現代において、桃虚は私たちに思い出させてくれます。八百万の神々は決して遠い存在ではなく、今この瞬間も、私たちと共にいるのだ と。

五感を研ぎ澄ませ、移り変わる季節や日々の営みに意識を向けることで、私たちは再び神々の存在とその導きを感じ取ることができるのです。

ジョン・A・シュルツ博士

関西外国語大学 アジア宗教・哲学教授

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How are happiness and good fortune achieved?

This timeless philosophical question is at the heart of 神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること, where the wise and insightful Tōkyo offers her graceful response. In Japan, one might assume that happiness comes simply by asking a kami or Buddha for blessings.

However, this charming book—accompanied by beautiful illustrations—advocates a life lived in harmony, cultivating a deep and authentic sense of happiness by aligning one’s way of living with both the gods and humanity.

 

Tōkyo is a masterful guide to this enlightened lifestyle. Drawing confidently from mythology, Chinese thought, Japanese literature, Buddhism, and modern science, she gently encourages us to reconnect with the natural rhythms of the seasons.

Her modern, feminine perspective on Shinto offers a fresh and intriguing lens on a tradition often associated with male priests. Female Shinto priests are notably rare in contemporary Japan, yet in ancient times, women frequently served as intermediaries between the human and divine worlds. Rather than acting as a direct messenger of the kami, Tōkyo invites us to listen for their presence ourselves.

 

In an era overwhelmed by distraction—where people walk the streets like zombies, eyes fixed on screens and ears closed off by headphones—Tōkyo reminds us that the yaoyorozu no kami, the eight million deities, are not distant. They are here, with us, now.

If we attune our senses to the changing seasons and the world around us, we can rediscover their presence and guidance in everyday life.

 

John A. Shultz PhD

Professor of Asian Religion and Philosophy, Kansai Gaidai University

 

ジョン・A・シュルツ博士/John A. Shultz PhD

関西外国語大学教授。東アジアの宗教、哲学が専門。日本、巡礼、倫理、世界市場、運動、アウトドア アドベンチャーなどをテーマに研究。

関連書籍

桃虚『神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること』

古(いにしえ)より、「生活の知恵」は、「運気アップの方法」そのものでした。季節の花を愛でる、旬を美味しくいただく、しきたりを大事にする…など、毎月を、楽しく&雅(みやび)に迎えれば、いつの間にか好運体質に! 四季を「見る」「聴く」「匂う」「触る」「味わう」……。 「五感」を磨けば、1年間幸運がめぐり、運だけでなく、体も、脳も、生活も、みるみる華やぎます! ポイントは、小さな変化を敏感に感じとり、そして”楽しむ”こと。 四季の豊かな日本には、古来から、その楽しみ方のノウハウがたくさん伝わってきています。

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神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること

古(いにしえ)より、「生活の知恵」は、「運気アップの方法」そのものでした。季節の花を愛でる、旬を美味しくいただく、しきたりを大事にする……など、五感をしっかり開いて、毎月を楽しく&雅(みやび)に迎えれば、いつの間にか好運体質に!

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神主さん直伝。「一日でも幸せな日々を続ける」ための、12カ月のはなし。

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桃虚 神職/ライター

1970年インド(ムンバイ)生まれ、東京育ち。 ライター業を経て、大阪府枚方市の片埜神社にて神職歴20年。 「神社新報」で連載など。筆名の「虚(とうきょ)」の、「桃」は無邪気の象徴、「虚」は素直な心を表す

最新刊に『神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること』。

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