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毎日続く食事の支度。疲れて帰宅して手の込んだ調理はしたくないけど、お惣菜は味気ない。せっかく家で食べるならホッとできる体にやさしい料理が食べたい……。
そんな人におすすめしたい、新刊『フライパンひとつで作るゆるごちそう 煮込み・蒸し・スープ』。大人気料理家の長谷川あかりさんによる、ほったらかしでおいしくなる煮込み、蒸し料理、スープを収録しています。本書の中から、担当編集が作ってみて特に感動した料理をお届けします。
またこのたび、本の発売を記念して3月22日(土)にトークイベントの開催が決定しました。ゲストに文筆家のひらりささんをお招きして、「料理と自己肯定感」をテーマに自由に語っていただきます。会場でもオンラインでも、みなさまのご参加お待ちしています。
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Part3「うまみを引き出すフライパン蒸し」では、すべての材料を入れて火にかけるだけのお手軽蒸し料理を15品掲載。蒸気でゆっくり加熱された料理は、素材のやさしい味が心身に沁みわたります。
鶏むね肉と小松菜のビネガー蒸し
いつもは炒め物やおひたしになりがちな小松菜ですが、粗く刻んでソースのように味わう1品がこちら。
小松菜の上でゆっくり蒸した鶏肉はしっとり、やわらか。小松菜のほろ苦さと酸味で、異国感のある味わいに。今回もプロセスカットとともに作り方を大公開します!
材料(2人分)
│ 鶏むね肉(皮を取る)……1 枚(250g)
│ 塩……小さじ1/4
│ ごま油……大さじ1
小松菜(粗く刻む)……1 袋(200g)
塩……小さじ1/2
料理酒……50ml
A │ 水……50ml
│ 酢……小さじ1
│ しょうが(せん切り)……1片(15g)
粗びき黒こしょう……適量
酢・ごま油……各適宜
作り方
1、鶏むね肉は全体に塩をすり込み、ごま油を塗る。
2、フライパンに小松菜を入れたら塩をふって全体をなじませ、料理酒を加える。ふたをして弱めの中火で5分蒸す。
3、さっと混ぜ、①をごま油ごとのせてAを加え、煮立ったら再びふたをして弱火で15~18分蒸す。
4、肉を取り出し、一口大にスライスして器に盛る。小松菜と煮汁をかけ、塩少々(分量外)と黒こしょうをふる。お好みで酢、ごま油を少しかけながらいただく。
できあがり~! くたっとした小松菜としっとりやわらかな鶏肉がベストマッチ。しょうがとお酢の効果でさっぱりとパクパクいけちゃいます。ダイエット中の方やマッスル教の方にもおすすめです。
今回はマイルドな味を目指して千鳥酢を使用しました。お好みでごま油やお酢を足してもいいのですが、私はこのままで大満足でした。
この他にもPart3では「サーモンとキャベツのハーブ蒸し」や「酒蒸し塩ぶり大根」「ブロッコリーとたこ、じゃがいものガーリックオイル蒸し」など、書き下ろしのレシピも多数掲載されています。詳しくは、長谷川あかり『フライパンひとつで作るゆるごちそう 煮込み・蒸し・スープ』をご覧ください。
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長谷川あかり×ひらりさ「料理と自己肯定感」トーク&サイン会
3月22日(土)17時より、会場&オンラインにて開催いたします。人気料理家の長谷川あかりさんと文筆家のひらりささんの、初となる対談トークイベントです。
当日はみなさんから事前にいただいた質問にもお答えします。詳しくは、幻冬舎カルチャーをご覧ください。
フライパンひとつで作るゆるごちそう
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手の込んだ調理はしたくないけど、おいしいものが食べたい。せっかく家で食べるならホッとできる体にやさしい料理が食べたい……。そんな人におすすめしたい、フライパンひとつで作れる「煮込み」「蒸し料理」「スープ」のレシピ集です。
本書の見どころやおすすめのレシピ、担当編集が作ってみた感想など、試し読み記事としてお届けします。