
毎日続く食事の支度。疲れて帰宅して手の込んだ調理はしたくないけど、お惣菜は味気ない。せっかく家で食べるならホッとできる体にやさしい料理が食べたい……。
そんな人におすすめしたい、新刊『フライパンひとつで作るゆるごちそう 煮込み・蒸し・スープ』。大人気料理家の長谷川あかりさんによる、ほったらかしでおいしくなる煮込み、蒸し料理、スープを収録しています。本書の中から、担当編集が作ってみて特に感動した料理をお届けします。
またこのたび、本の発売を記念して3月22日(土)にトークイベントの開催が決定しました。ゲストに文筆家のひらりささんをお招きして、「料理と自己肯定感」をテーマに自由に語っていただきます。会場でもオンラインでも、みなさまのご参加お待ちしています。
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Part1「15分でいただきます!ゆる煮込み」では、忙しい平日に大活躍の軽い煮込みを14品掲載。火が通りやすい薄切り肉や魚の切り身を、野菜と一緒にさっと煮込んで。
この章から、手軽に作れてとびきりおしゃれな1皿を作り方とともにご紹介します。
パセリミートボールのクリーム煮
レストランではたいてい脇役のパセリ。オムライスの横に添えられていても食べられるどころか干からびている姿も珍しくありませんが、栄養価は超主役級。ビタミンCや鉄分、葉酸など女性にうれしい栄養が野菜のなかでもトップクラスに豊富なのです。
そんなパセリが主役に踊り出たこちらの一皿。鶏もも肉団子と生クリームの風味でごちそう感がありつつ、パセリの栄養も余すことなくいただけます。
材料(2人分)
肉だね
│ 鶏ももひき肉……250g
│ パセリの葉(粗く刻む)……5本分(30g)
│ 料理酒……大さじ2
│ 片栗粉……大さじ1/2
│ 塩……小さじ1/4
│ おろしにんにく……小さじ1/4
A │ 牛乳・生クリーム……各100ml
│ レモン汁……小さじ1
│ 塩……小さじ1/4
粗びき黒こしょう……適量
オリーブオイル……小さじ1/2
とろみの素
オリーブオイル・小麦粉……各小さじ1と 1/2
作り方
1、ポリ袋に肉だねの材料を入れ、よくもんで混ぜ合わせる。容器にとろみの素の材料を入れ、混ぜておく。

2、フライパンにオリーブオイルを引き、①の肉だねを一口大に丸めて並べる。
3、中火にかけ、表面が軽く色づいてかたまるまで焼く。

4、Aを加えてひと煮立ちしたら、ふたをして弱火で5分煮る。火を止めてとろみの素を回し入れ、よく混ぜて再び弱火~弱めの中火(静かにふつふつする程度)にかけ、とろみがつくまで1分少々煮る。味をみて足りなければ塩(分量外)でととのえる。器に盛り、黒こしょうをふる。
あっという間に完成です!生クリームのコクと鶏肉のうまみ、パセリの風味がたまりません。あっさりしているのでパクパク平らげてしまいました。
こちらに白ワイン、スライスしたバゲットなんか添えちゃっても素敵です。(私は味噌汁と玄米ご飯を合わせましたが)
ご注意いただきたいのは、火加減です。沸騰させると生クリームが分離してしまうため、弱火で静かに火を通しましょう。
この他にもPart1では「鶏ひき肉となすのしそクリーム煮」や「豚肉といんげん、アミエビのごま煮込み」「サーモンとチンゲン菜のチリ煮込み」など、書き下ろしのレシピも多数掲載されています。詳しくは、長谷川あかり『フライパンひとつで作るゆるごちそう 煮込み・蒸し・スープ』をご覧ください。
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長谷川あかり×ひらりさ「料理と自己肯定感」トーク&サイン会
3月22日(土)17時より、会場&オンラインにて開催いたします。人気料理家の長谷川あかりさんと文筆家のひらりささんの、初となる対談トークイベントです。
当日はみなさんから事前にいただいた質問にもお答えします。詳しくは、幻冬舎カルチャーをご覧ください。
フライパンひとつで作るゆるごちそう

手の込んだ調理はしたくないけど、おいしいものが食べたい。せっかく家で食べるならホッとできる体にやさしい料理が食べたい……。そんな人におすすめしたい、フライパンひとつで作れる「煮込み」「蒸し料理」「スープ」のレシピ集です。
本書の見どころやおすすめのレシピ、担当編集が作ってみた感想など、試し読み記事としてお届けします。