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中西哲生の買い物ワールドカップ4

2025.03.22 公開 ポスト

『Theory』のシャツ中西哲生(スポーツジャーナリスト)

突然ですが海外に行ってきました。

もしもなんですが、と話があったのが2週間前。川崎フロンターレがアジアチャンピオンズリーグエリートのベスト16で上海申花に勝ったらクアラルンプールに行ってもらえませんか、とオファーを受けていました。どうやらACLEベスト8以降は今回サウジアラビアでの集中開催となるため、新しい方式での抽選会になるからとのことでした。マレーシアのクアラルンプールにはAFC、アジアサッカー連盟の本部があり、そこに各クラブのレジェンドプレーヤーが集まっての抽選会ということで、フロンターレから有り難いことにオファーを頂きました。

ただアジアのクアラルンプールと言ったって飛行機で7時間くらいかかるし、スケジュール的にどうなんだろうとマネージャーに聞くと、ギリギリ行けますとのこと。しかし上海申花との第1戦アウェイは0-1の敗戦。これは難しいかなと思っていました。

しかしフロンターレは第2戦ホームで4-0と快勝。今シーズンから指揮を取る長谷部監督がシーズン前に話していた、ミドルシュート、クロスからのシュート、パスワークからの崩しで4得点、守備も無失点とシャットアウト。これで僕のクアラルンプール行きが決まりました。

では珍道中をどうぞ(笑)。

まずは東北新幹線から。この連結部分が外れ、しばらく走ってなかった赤い方の車体が無事に連結できるようになり復活。金曜のTOKYO FMラジオ終わりでそのまま東北へ。

昨年9月以来となる観光大使を務めさせて頂いてる宮城県石巻市へ。この日の会食のお店は、前回昨年9月、総理大臣杯に出場した筑波大学蹴球部に食事の差し入れを頂いたお店でした。その節は本当に有り難うございました。

石巻の齋藤正美市長と。任期の2年間の大使を務めさせて頂きましたが、今回契約延長となり、また4月から2年間やらせて頂くことになりました。これからもよろしくお願いします。

翌日は石巻の中学生が130人も集まってのサッカー教室。みんな意欲的に取り組んでくれました。にしてもまだ東北は寒く風も強くて、この日は体感3度。早く春になってくれ。

今回の石巻の食事で一番のヒットはこのメヒカリの握り。めっちゃ新鮮じゃないと難しい貴重なお寿司。脂の乗りが最高でした!!

金土日と石巻で仕事をして、日曜夕方に東京へ戻り自宅で着替えて、まさにタッチ&ゴーで成田空港へ。コロナもあったし海外行くのは久しぶり。

実はコロナ禍でパスポートの期限が切れて、新しいパスポートになっていたので、今回が記念すべき最初の渡航。色々と出入国が電子化されて進化していました。

日曜23時発で成田出発、朝6時クアラルンプール着。空港から朝の渋滞に巻き込まれて、1時間くらいでホテルへ。そのまま朝食。ちょっと部屋で仕事をして散歩へ。なんと外は31度。石巻の約10倍(笑)。

スーツ上下で出掛けてきてしまって、すぐに上着を脱ぎましたが、それでも汗をかいてしまう暑さ。最終的には最高気温35度でした。

午後3時いよいよ抽選会へ。アジアサッカー連盟本部へ。ネクタイを締めて集中。

準々決勝の相手はカタールのアル・サッドに決まりました。他の3チームが地元サウジアラビアのチームだったので、地元チームとの対戦は避けられました。

現地インタビューはすべて英語での対応。久しぶりにたくさん英語を話しました。アル・サッドは強いけど勝機はあるのか、と聞かれましたが、もちろん我々にもチャンスはある。ここから分析をしっかりして良い準備をしたい、と伝えました。

わずかな時間にクアラルンプールごはん。ナシゴレンならぬミーゴレン。ナシゴレンの麺バージョン。美味しい。

魚のすり身団子のスープ麺。これも美味しかった。マレーシアって結構、中華系も入っていて少ない時間でも食事を楽しめた。

ホテルに気持ち良さそうなキングベッドあったけど、一度も寝ることなくチェックアウト。

月曜23時クアラルンプール発で帰国。現地滞在17時間。これが機中で2泊の0泊3日の旅。初めて体験したけど、まあまあキツい(笑)。

買い物はACL抽選会でネクタイしめた時に着たシャツ。やはり新しい気持ちで行こうと出発前に急遽、セオリー表参道店に行き購入。当日は白かブルーか迷ったけど、やっぱりネクタイもネイビーだったしブルーを選択。

『Theory(セオリー)』の最新シャツということでお店の方のオススメを買ってみたけど、本当に着心地が良かった。汗かいたから帰ってすぐ洗濯したんですが、干すとそのまま乾いてシワまで取れる。今度は白を着てみよう。

関連書籍

中西哲生/戸塚啓『ベンゲル・ノート』

スポーツキャスターとして活躍する中西哲生は、名古屋グランパス選手時代に、ベンゲル監督のトレーニングメニュー、ミーティングでの発言などを一冊のノートにメモしていた。本書は、そのノートをもとに、世界的名将ベンゲルの理論、戦術のすべてを明らかにする。

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中西哲生の買い物ワールドカップ4

スポーツジャーナリスト中西哲生の、2000年から続く大人気お買いものリスト連載。

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中西哲生 スポーツジャーナリスト

1969年9月8日、愛知県名古屋市生まれ。現役時代は名古屋グランパス、川崎フロンターレでプレー。名古屋では1996年天皇杯優勝、川崎では1999年キャプテンとしてJ2優勝、J1昇格に貢献し、2000年に引退。現在は川崎フロンターレクラブ特命大使、出雲観光大使、いしのまき観光大使などを務める。著書には『魂の叫び』、『ベンゲル・ノート』(幻冬舎)、『日本代表がW杯で優勝する日』(朝日新書)などがある。 TBS『サンデーモーニング』、テレビ朝日『Get Sports』でコメンテーター、またTOKYO FMで毎週金曜日15:00~17:00『TOKYO TEPPAN FRIDAY』のメインパーソナリティを務める。

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