生き方
あらためて書くまでもないが、天ぷらは地域によって油がちがう。
関東はゴマ油、関西は綿実油や菜種油といったサラダ油をおもに用いる。したがって味にも、かなりちがいがある。関東は衣に卵を入れ、高温のゴマ油で揚げるから、キツネ色でカリッとして味が濃い。関西は小麦粉だけを衣に使い、低温で揚げるので、白くて味は薄く、ふわりとした食感になる。
どちらが旨いかは好みの問題だが、北九州では関西風が主流である。もっともダイエット志向が強い時代のせいか、天ぷら専門の店はすくなくなった。
ここから先は会員限定のコンテンツです
- 無料!
- 今すぐ会員登録して続きを読む
- 会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン
食らすぞ、きさんッ!北九州グルメ伝説の記事をもっと読む
食らすぞ、きさんッ!北九州グルメ伝説
食都・福岡県でいちばんディープな街、北九州。「安くて旨い」なら「北九州最強」説をとなえる作家、福澤徹三が地元の味を紹介する激旨コラム。
キタキューの食いもんが、いっちゃん旨いけん。
なんちかんち言わんでええけ、いっぺん食うてみりっちゃ!