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カラダの機嫌をとってみる

2016.02.12 公開 ポスト

第18回

「自分」とは、ただの「思考のパターン」だ尹雄大

断食は始めたことで起きた、カラダの変化を微細に綴る本連載。断食も5日目となりました。いつも何かをやらねば、と追われたような気持ちで朝を過ごす尹さんが、ハタと気づいたことがありました。


病を元気に生きる

 断食5日目の朝、ゆっくりと目を覚ましました。窓から差し込む陽を感じながら気づいたのは、朝を堪能する経験が自分にはあまりないことでした。

 目が覚めてもすぐには起きず、そのまま布団にくるまりまどろみの時を過ごす。それを至福と感じる人がいることを知りつつも、そういう過ごし方が僕にはできません。

 目覚ましがなくとも「だいたいこの時間に起きよう」と思った時刻にパッと目が覚め、すぐさま起きて布団を畳み、歯を磨き、顔を洗う。それから部屋を雑巾掛けをし、豆をがりがり挽いてコーヒーを入れる。来る日も来る日も同じことを繰り返します。

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尹雄大

1970年、神戸生まれ。テレビ番組制作会社、出版社を経てライターに。インタビュー原稿やルポルタージュを主に手がける。10代で陽明学の「知行合一」の考えに触れ、心と体の一致をさぐるために柔道や空手、キックボクシングを始める。1999年、武術研究家の甲野善紀氏に出会い、松聲館に入門。2003年、光岡英稔氏に出会い、韓氏意拳を学び始める。主な著書に『FLOW韓氏意拳の哲学』(冬弓舎)、『子どもが語る施設の暮らし』(共著、明石書店)、『体の知性を取り戻す』(講談社現代新書)などがある。公式サイト:http://nonsavoir.com/

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