断食は始めたことで起きた、カラダの変化を微細に綴る本連載。断食も5日目となりました。いつも何かをやらねば、と追われたような気持ちで朝を過ごす尹さんが、ハタと気づいたことがありました。
病を元気に生きる
断食5日目の朝、ゆっくりと目を覚ましました。窓から差し込む陽を感じながら気づいたのは、朝を堪能する経験が自分にはあまりないことでした。
目が覚めてもすぐには起きず、そのまま布団にくるまりまどろみの時を過ごす。それを至福と感じる人がいることを知りつつも、そういう過ごし方が僕にはできません。
目覚ましがなくとも「だいたいこの時間に起きよう」と思った時刻にパッと目が覚め、すぐさま起きて布団を畳み、歯を磨き、顔を洗う。それから部屋を雑巾掛けをし、豆をがりがり挽いてコーヒーを入れる。来る日も来る日も同じことを繰り返します。
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カラダの機嫌をとってみる
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