本書はAI入門の決定版だ。
とくに文系の人は、本書を読んで
AIがもたらすインパクトについて学んだほうがいい。
テクノロジーに詳しくないビジネスパーソンは、
今後、おそるべき勢いで淘汰されるだろう。
――News Picks編集長・佐々木紀彦さん
「シンギュラリティ」という言葉をご存じですか? AIに並ぶ今年の大注目キーワードです。
シンギュラリティとはごく簡単に言うと、「AI(人工知能)が人間の知性全体を大きく上回り、科学技術の進化の速度が無限大になること」。提唱者レイ・カーツワイルは2045年にシンギュラリティが到来すると予言しています。
シンギュラリティが到来すると、「エネルギー価格がゼロになる」「水不足も地球温暖化も食料不足もなくなる」「あらゆる病気が治療可能になる」「人間が死ななくても、働かなくてもよくなる」と言われています。
そんな夢物語のようなことが実現するはずがない――そう思われるでしょうか? 実際、シンギュラリティに対して懐疑的な研究者は少なくありません。ですが、シンギュラリティが2045年に本当に実現するかどうかは、実は大きな問題ではありません。
なぜなら、世界全体が、シンギュラリティに向かって、ものすごいスピードで変化していることは紛れもない現実であり、私たちも、すでにその大きな渦に巻き込まれているからです。
それに伴って、いま、これまで莫大な富を生んできた技術が次々と「非収益化」し(=儲からなくなり)、私たちも人間も、AIに仕事を奪われるという危機に直面しています。
そんな中で、飛躍的成長を遂げるビジネスとは、いったい何でしょうか? 企業はどう組織を変革すべきなのでしょうか? 私たちはどんな思考・発想で、どう働いたらいいのでしょうか?
本日発売の齋藤和紀さんの新刊『シンギュラリティ・ビジネス――AI時代に勝ち残る企業と人の条件』は、シンギュラリティに向かう時代のビジネスチャンスを、テクノロジーに強くないビジネスパーソンでもスラスラと面白く読み通せるよう、分かりやすくコンパクトに解説した、まさに必読の一冊。
*次ページでは目次をご紹介します。
シンギュラリティ・ビジネス
2020年代、AIは人間の知性を超え、2045年には、科学技術の進化の速度が無限大になる「シンギュラリティ」が到来する。そのとき、何が起きるのか? ビジネスのありかた、私たちの働き方はどう変わるのか?