あの日、あの時、溢れた涙を、僕らはずっと忘れない――。
変化し続けるロックバンドSID(シド)の、 結成から15年間の軌跡と、未来へ続く物語。
メンバーそれぞれが、これまで決して語らなかった「秘密」を全てありのままに綴った、待望の初エッセイ!
第一章 息吹(ゆうや)
シドはメジャーデビューしなければいけなかった。四人にとって「最後のバンド」であるべきだったからだ。僕らはそのぐらいシドに賭けていた。
第二章 焦燥(Shinji)
東京ドームでライブをやるバンドの、アラサーのギタリストが、街のギター教室でレッスンを受けているなんて、いったい誰が想像できるだろう。
第三章 夜明け(マオ)
神様か何か知らないけど、なんでこんなに俺をいじめるんだろう。
第四章 絆(明希)
出口のない苦しみから抜け出すために、僕は無我夢中で戦っていた。自分自身と。そして、あろうことか、大切な仲間たちとも。
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