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老いない体をつくる中国医学入門

2019.03.12 公開 ポスト

56歳、食事に「薬膳」を取り入れたら、心も体も軽くなりました【リバイバル掲載】阪口珠未

風邪がすぐ治る、疲れがたまらない

――5年前と今で体調の変化はどうですか?

以前は、血圧が高めで130―100ぐらいだったのが、現在は120―80ぐらいで安定しています。頭痛、歯痛も起きなくなったから、鎮痛剤は飲んでいません。
以前は腰痛がひどくて1年に数回は起き上がれなくなって会社を休んでいたんですが、それも今は、ほとんどないです。
何が変わったって、「これが改善した!」っていう劇的なものではないんですが、心、気持ち、体が軽くなったというのが、一番の変化ですかね。
「超」がつくほどのネガティブ思考だったのが、ポジティブとまでいかなくても、考えこまないようになっている。朝から晩まで仕事しているのは以前と変わらないのに、疲れがたまった感がないんです。心と体が何となく、いつもライトなんです。
風邪をひきかけたときの回復力とかは、以前と比べものにならないです。タフになりました。

――何がよかったんだと思いますか?

継続したことかもしれませんね。とりあえず、食べられそうなものから食べてみたら、案外いけるやんから、おいしいやんに変わり、そのまま食べ続けていると、それがないと寂しいと思うようになって、最後には自分から買うようになりました。それとともに体や心が変わってきた感じです。
食は継続すると、もともとの嗜好も変わるんですね。

――やってみてよかったですか?

5年前より今のほうが年をとっているけど、5年前の自分に戻りたいとは思いませんね。あのときより、今のほうがマイナスになっているものは何もないです。

関連書籍

阪口珠未『老いない体をつくる中国医学入門 決め手は五臓の「腎」の力』

「肝【かん】・心【しん】・脾【ひ】・肺【はい】・腎【じん】」という五臓で人間の体を捉える中国伝統医学。中でもとくに重要なのが「腎」。 腎は腎臓だけでなく成長・生殖の働きも含み、生命の素となるエネルギー=腎精【じんせい】を蓄えている。 腎の衰えは性欲・やる気の低下として現れるだけでなく、脳の働きも左右する。 加齢と共に減る腎精をどう長持ちさせるか? 決め手になるのが「食こそ薬」と考える食養生法【しよくようじようほう】だ。 「毎日一握りのナッツを」 「肉は骨つき・皮つきが基本」 「食べても消化できなければ毒になる」等、 2000年の伝統から編み出された究極の「抗衰老【アンチエイジング】」。

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老いない体をつくる中国医学入門

「毎日一握りのナッツを」「肉は骨つき・皮つきが基本」「食べても消化できなければ毒になる」等、2000年の歴史が証明する究極のアンチエイジングを、やさしく紹介。

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阪口珠未

株式会社漢方キッチン(薬店・薬膳スクール)代表。国立北京中医薬大学提携・日本中医薬大学講師。旧文部科学省国費留学生として、北京中医薬大学で中医学を学び、同大付属病院にて臨床と実習を行う。1999年、株式会社漢方キッチン設立。東京恵比寿にて薬膳スクールと薬店を経営しながら、清代の西太后の宮廷薬膳を研究。企業や自治体でのコンサルティング実績も多い。著書に『西太后のアンチエイジングレシピ』(主婦の友社)、『毎日使える薬膳&漢方の食材事典』(ナツメ社)などがある。

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