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老いない体をつくる中国医学入門

2019.03.12 公開 ポスト

56歳、食事に「薬膳」を取り入れたら、心も体も軽くなりました【リバイバル掲載】阪口珠未

黒豆、ゴマ等々、手の込んだことをしないから続けられる

――加藤さんが毎日の食事でとり入れている薬膳は何ですか?

黒豆は蒸したパックが常に家にあります。サラダに入れたり、豚肉のショウガ焼きをしたら、そのたれに絡めたり、めんどうなときはそのまま味つけなしでもいきます。
甘味料ははちみつです。ドレッシングにも混ぜたりします。
赤飯が好きなんで、代わりに同じもち米の黒米を炊いて食べます。
夏はウリ科のものを食べる、秋は果物、冬は根菜を食べるとか、季節のものを食べるのは意識しますね。
ゴマは、いろんなものに入れます。コンソメにすりゴマを入れたり、肉にまぶして焼いたり。
薬膳の入り口ってところですかね。手の込んだことは、あんまりしてません。

――私から見た加藤さんの変化は、とにかく顔色がよくなって、肌がきれいになったこと。もともと楽しいおしゃべりをされる方だったのですが、もっと少年っぽくなられて、5年前よりも今のほうがずっと若いです。加藤さん、これからも薬膳生活を続けて、お元気でいてください!

*   *   *

3月13日(水)19時から、阪口さんの「春の薬膳講座」を開催します。試食とおみやげつきの、美味しくて楽しい入門講座です。詳細・お申し込みは幻冬舎大学のページからどうぞ。

関連書籍

阪口珠未『老いない体をつくる中国医学入門 決め手は五臓の「腎」の力』

「肝【かん】・心【しん】・脾【ひ】・肺【はい】・腎【じん】」という五臓で人間の体を捉える中国伝統医学。中でもとくに重要なのが「腎」。 腎は腎臓だけでなく成長・生殖の働きも含み、生命の素となるエネルギー=腎精【じんせい】を蓄えている。 腎の衰えは性欲・やる気の低下として現れるだけでなく、脳の働きも左右する。 加齢と共に減る腎精をどう長持ちさせるか? 決め手になるのが「食こそ薬」と考える食養生法【しよくようじようほう】だ。 「毎日一握りのナッツを」 「肉は骨つき・皮つきが基本」 「食べても消化できなければ毒になる」等、 2000年の伝統から編み出された究極の「抗衰老【アンチエイジング】」。

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老いない体をつくる中国医学入門

「毎日一握りのナッツを」「肉は骨つき・皮つきが基本」「食べても消化できなければ毒になる」等、2000年の歴史が証明する究極のアンチエイジングを、やさしく紹介。

バックナンバー

阪口珠未

株式会社漢方キッチン(薬店・薬膳スクール)代表。国立北京中医薬大学提携・日本中医薬大学講師。旧文部科学省国費留学生として、北京中医薬大学で中医学を学び、同大付属病院にて臨床と実習を行う。1999年、株式会社漢方キッチン設立。東京恵比寿にて薬膳スクールと薬店を経営しながら、清代の西太后の宮廷薬膳を研究。企業や自治体でのコンサルティング実績も多い。著書に『西太后のアンチエイジングレシピ』(主婦の友社)、『毎日使える薬膳&漢方の食材事典』(ナツメ社)などがある。

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