2014・1・30発売
脳内麻薬~人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体~
中野信子著 定価(本体760円+税)
セックス、ギャンブル、アルコール、オンラインゲーム――人間はなぜ、これらをやめることができないのか。それは〝脳内麻薬〟であるドーパミンが中脳から放出され、「快感」を司る脳の各部位を巧みに刺激しているからである。コカインや覚醒剤はこの脳内回路「報酬系」を誤動作させて過剰な快楽を与え、依存症を招くものだ。だがこのドーパミンは他人に褒められたり、難易度の高い目標を達成するなど、「真っ当な喜び」を感じる時にも大量に放出されている。なぜ人間の脳はこんなしくみになっているのか。話題の美人脳科学者が人体の深遠なる謎に迫る。
編集後記
著者は「ホンマでっか!?TV」や「とくダネ!」のコメンテーターとしてもおなじみの、脳科学者の中野信子さん。話すとおっとりした口ぶりで、物腰も非常に柔らかい方なのですが、彼女の学歴はすごい。東京大学工学部卒→東京大学大学院医科学専攻修士課程修了→東京大学大学院脳神経医学専攻博士課程修了。しかも、世界の上位2%のIQ所有者しか入会できないという、天才のみが集う団体「MENSA」にも所属している才媛なのです。そんな中野さんによる、初めての新書がこの本です。内容を一言でいえば、我々人間のすべての行動には、脳内の快楽物質「ドーパミン」が密接に関わっているのだ、ということ。ちなみに担当編集者のドーパミンが一番ドバドバ放出されるのは、間違いなく、自分の作った本が売れた時です。みなさん、ぜひ買ってください(笑)。
担当・高部
2014・1・30発売
就活下剋上~なぜ彼らは三流大学から一流企業に入れたのか~
山内太地著 定価(本体780円+税)
2013年春の大卒者就職率は約67%。3人に1人が就職できないこの時代に、いわゆる三流大学にいながら、一流企業の内定を獲得する学生たちがいる。アルバイト先での意外な人脈作り、大学のキャリアセンターの賢い使い方、本当に身になるインターンシップなど、学校の名前に頼らずに「勝ち組」になる秘訣を明かしながら、偏差値や名前だけではわからない「本当に就職に強い大学」の条件も解説。刻一刻と変わり続ける就活戦線を生き抜き、「やりたい仕事」に就くための、必読の書。
編集後記
著者の山内太地さんはこれまで、847校ものの大学に取材してきた、気鋭の大学ジャーナリスト。担当編集者は日本にそんなに大学があったのかと驚くばかりですが、この圧倒的な取材量が、本書には最大限に生かされています。じつはこの「就活下剋上」というタイトルも、山内さんと学生との会話の中から生まれたもの。この就職氷河期に大学のヒエラルキーを乗り越え、まさに「下剋上」を成し遂げた彼らの生の声を聞いて、ぜひ就活に役立ててください。
担当・高部
2014・1・30発売
女流官能小説の書き方
藍川京著 定価(本体820円+税)
今や官能小説は、女性が書いて、女性が読む時代。だが、男性と違って女性読者はセックス場面だけでは満足しない。そこに至るまでのストーリーと心理描写に納得したいのだ。では、それはどう書けばよいのか? 官能と普通の小説の違い(男女の興奮の差、フェチ描写等)から、種類(不倫、SM、近親相姦、熟女の手ほどき、時代もの等)、書き方(登場人物、舞台、展開、濡れ場、心理描写、小道具、表現&用語等)、作家になる方法までを徹底伝授。官能作家の登龍門・団鬼六賞選考委員も務める、第一人者による小説指南。
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幻冬舎新書・これから出る本
幻冬舎新書は、2カ月に1回、奇数月の30日発売です。このコーナーでは、刊行を先取りして、ラインナップや読みどころをご紹介します。
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