みなさんこんにちは。第61次南極地域観測隊・調理担当のタテヤです。
今回は昭和基地から約270キロ、標高約2200メートルの「みずほ基地」へ、往復で約3週間かけて内陸旅行へ行った時のことをお話しします。次の隊で計画されているドームふじ基地での観測のために、たくさんの燃料を置きにいくのが今回の内陸旅行のミッションです。
こちらの黄色い幌橇で食糧を運びます。
橇の中には棚があり、日ごとに分けた食糧などを積み込みます。
出発の朝。隊員ほぼ総出で荷物を積み込みました。
旅行隊は出発前に横断幕と記念撮影。
大陸に上がる前には、危険な氷の割れ目(タイドクラック)を渡らなくてはなりません。道板を渡して、慎重かつ一気に通過します。
全車両が無事にタイドクラックを通過できました!
大陸に上陸してから約2時間でS16地点(内陸旅行の前線基地的な場所)に到着です。ここには事前に用意しておいた車両や橇が置いてあります。次の隊のため、約270キロ先のみずほ基地へたくさんの燃料を置きに行きます。
橇を7台引くと、全長は約50メートルにも! 重いので、雪上車の速度は時速7キロくらいしか出ません。途中、雪や氷、大気の観測をします。
今回はこちらの4台で行きました。
天気がいい日は雪面が見やすいので凹凸に早く気が付き、安全に進むことができます。
料理人タテヤの南極日記 #JARE61
料理人タテヤ、再び南極へ。第61次南極観測隊・調理担当タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。
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