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南極調理隊タテヤの越冬日記

2014.07.30 公開 ポスト

第11回

極夜の祭典・ミッドウインター祭竪谷博

 みなさま、こんにちは。第55次日本南極地域観測隊調理隊員のタテヤです。今回はいよいよ、極夜に入ってからの南極生活をご紹介します。

 昭和基地では、極夜といっても、24時間星が見えるほどずっと真っ暗なわけではありません。薄明るくなる時間も数時間あるのですよ。

 6月3日。午前9:30ごろ。まだライトがないと暗くて危険です。


 午前11:00ごろ。この時間になればライトがなくても大丈夫(^^)。でも14:00ごろには暗くなってきます。


 6月4日16:00。かまくら掘りに参加!


 極夜の祭典・ミッドウインター祭に向けて大きなかまくらを掘っているところです!


 ミッドウインター祭とは、南極で観測している世界中の基地が、太陽の昇らない極夜期を一斉に祝い、明るく楽しく乗り切っていこう!という国際的なお祭りです。


 今日の作業はこの辺で終了~!


 すべて手掘り作業なので気温が-20℃以下でも汗だくになります。


 この日一緒に掘ったメンバーと記念撮影。このころは毎日筋肉痛でした……(^^)

 

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南極調理隊タテヤの越冬日記

南極ではどんな暮らしをしているの? 何を食べてるの? 第55次南極観測隊・調理担当隊員タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。

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竪谷博

1972年、東京都生まれ。日本料理店での修業を経て、居酒屋・風神亭チェーンの料理人として腕をふるう。41歳で一念発起し、第55次南極観測隊の調理担当として、2013年12月、昭和基地に赴任。ただ1人の調理担当隊員として、第55次南極観測隊越冬隊24名の活動を支え、15年3月に帰国。同年7月には東京都杉並区に居酒屋「西荻窪じんから」をオープン、居酒屋激戦区の西荻窪で多くの人に愛される人気店になる。47歳で再び一念発起し、第61次南極観測隊越冬隊の調理担当として、19年12月、昭和基地に赴任。越冬隊30名の活動を支えている。

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