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南極調理隊タテヤの越冬日記

2014.12.15 公開 ポスト

第20回

西オングル島に眠る仲間の前で竪谷博

 10月19日。


 休日のブランチに行列ができています。


 たまにはジャンクなフード!

 

「ついつい食べ過ぎてしまいますなぁ~」と笑顔の会話も……(^^))


 茹でたてリガトーニのバジルソース!


 ゴルゴンゾーラの香りがたまらない、チーズたっぷりピザの盛り合わせプレートができあがり。ある隊員から「う~ん、また飲んでしまうではないか!」と嬉しそうに注意(?!)されましたwww


 午後からは腹ごなしの散歩です。大陸の地平線もクッキリ見えます!


 右奥は基地から見える2km先の岩島です。天候が悪い時の、視界の目安にもなっています。


 黒い球体のドームの中には、インターネット等の、日本国内と南極をつなぐ大事なアンテナが入っています。この連載をみなさんにお届けできるのも、このアンテナあってこそです。


 草木が何もないところを散歩するというのも、なかなかできない体験(笑)。南極の散歩は、どこを歩いてもちょっとした山登りになります。

 

  山の上まで上がると、はるか先まで見ることができました!

 

 分かりにくいかもしれませんが、右奥、遠くに見えるのが、50km以上先にあるスカルブスネスという地域です。


 休憩タイム!


 マイナス10℃程度では、羽毛服を着ていれば寒くありません。身体も南極に慣れてしまいました(笑)

 

 基地に戻って今夜の夕飯の支度にとりかかります。

 

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南極調理隊タテヤの越冬日記

南極ではどんな暮らしをしているの? 何を食べてるの? 第55次南極観測隊・調理担当隊員タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。

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竪谷博

1972年、東京都生まれ。日本料理店での修業を経て、居酒屋・風神亭チェーンの料理人として腕をふるう。41歳で一念発起し、第55次南極観測隊の調理担当として、2013年12月、昭和基地に赴任。ただ1人の調理担当隊員として、第55次南極観測隊越冬隊24名の活動を支え、15年3月に帰国。同年7月には東京都杉並区に居酒屋「西荻窪じんから」をオープン、居酒屋激戦区の西荻窪で多くの人に愛される人気店になる。47歳で再び一念発起し、第61次南極観測隊越冬隊の調理担当として、19年12月、昭和基地に赴任。越冬隊30名の活動を支えている。

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