専業トレーダーがFXに求めるもの――
田畑 ポジティブですよね。詳しくはいえないですけど、サラさんの本に金銭的に騙されるシーンがあるじゃないですか?ああいうのは全部本当の話ですか?
サラ あ、それは本当の話。詐欺みたいな経験はあります。でも実は、あれでも真実より抑えめに書いてて……。
田畑 え!? あれ以上って、一体……。それでもFXを続けているってことですよね。サラさんにとってはFXってどんな存在ですか?
サラ FXって定年がないじゃないですか。自分が辞めようと思ったときが定年だし、いつでも復帰できる。付き合い方もいろいろで、私みたいにがっつり付き合ってもいいし、趣味的にお小遣い稼ぎでやってもいい。田畑くんが言うようにモテるためにやるのだって全然いいと思うんです。人それぞれ、目的に合わせた付き合い方ができるのがFXのいいところ。その中で、私は細く長くFXと付き合っていきたいなって思います、枯れた老夫婦のように(笑)。
田畑 ちなみに僕はロールモデルになりたいんです。今、中高生向けの経済セミナーをやってるんですが、今の若い子に「投資しましょう!」っていくら言ってもロールモデルがいないんですよね。「イチローみたいになりたい」「本田圭佑のようになりたい」っていうロールモデルがいるから野球をやる、サッカーをやる子どもが増えるわけで。僕がFXを取引するのは収益ももちろん大事ですけど、自分がこうして人の目に触れることで「田畑昇人のようになりたい」と思ってもらって、経済を勉強したり、投資をしてみたりする子達が増えて欲しい。
サラ なるほど。それは頑張って今の若者を盛り上げてほしい!田畑くんの株が上がりました。
田畑 僕の株価、低かったんですね(笑)。