それぞれが、自分の人生と罪を背負って生き、
干渉はしないがいつも気にかけている。
そして、何かがあったら助け合う。
このシェアハウスでなら、人生やり直せる気がします。
記者の告白は衝撃的でした。泣きました。
こんなオチが隠されているとは。
谷島屋 原川 清美さん
読み終わった後、心がじわじわとあたたかくなりました。
人と人との繋がり、優しさについて色々と考え直しました。人は一人では生きていけないから、ふとしたきっかけで繋がった人たちとの絆を大切にしたら、自分自身も愛おしくなる。人との付き合い方も大事にしていこうと感じました。
丸善名古屋本店 竹腰 香里さん
「A」「記者」は誰なのだろうと考えながら読んでいたのですが、
途中からそういうことはどうでもいいことに思えてきました。
三年後、貴生が採用された会社での働きぶりや、その面接で、きっと張りのある声で、背すじを伸ばしていったであろう「なにとぞ、よろしくおねがいしますッ」に
涙腺がゆるみました。
文教堂北野店 若木 ひとえさん
なんと人間的な魅力に満ちた作品なのだろう。
訳ありの人々が集うシェアハウスは決して特別な場所ではない。
それは欲望に翻弄され続ける現代人の居場所そのものだ。
過ちを犯すのも罪を糺すの赦すのも人間である。
悪を凌駕する善がある。
暗闇のなかに見出した光はあまりにも眩しく美しい。
比類なき引力と底知れぬ包容力が印象的なこの作品は、
多くの読者の心の居場所となるだろう。
三省堂書店 営業企画室 内田 剛さん
罪を背負って生きる人々が問いかけるものとは?
誉田哲也王道ミステリー
人気警察小説シリーズ『ストロベリーナイト』や青春スポーツ小説『武士道』シリーズを生んだ誉田哲也さんの最新作『プラージュ』が好評発売中。