不倫スキャンダルはなぜ繰り返されるのか?
彼らは「性欲モンスター」ではない!
セックスでしか満たされない人たちの実態とは。
□性的な思考や行動をしているとリラックスできる
□不安や孤独感をやわらげるためにセックスすることがある
□セックスの後、罪悪感や自責の念を抱いて落ち込む
□性的行動に時間をとられ、家族や友人をおろそかにしている
□最近、性的行動のせいで集中力や仕事の能率が落ちている
□性的関係を持つ相手を次から次へと変えている
□性的行動を隠すため、嘘をつくことがよくある
……ひとつでもあてはまったら要注意!
不倫を繰り返して離婚、風俗通いで多額の借金、職場のトイレでの自慰行為がバレて解雇……度重なる損失を被りながらも、強迫的な性行動を繰り返してしまうセックス依存症。#MeTooムーブメントの引き金となった映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインも治療を受け、最近ではお笑いコンビ、アンジャッシュ・渡部建さんの不倫スキャンダルでも「セックス依存症では?」と憶測が流れた。
「セックス中毒」「性欲の強い変態」などと偏見を持たれがちだが、実は性欲だけの問題ではない。脳の報酬系に機能不全が生じて「やめたくてもやめられない」状態に陥ることに加え、相手への支配欲や満たされない承認欲求、過去の性被害や刷り込まれた性的嫌悪、「経験人数が多いほうが偉い」といった〈男らしさの呪い〉などが深く関わっているのだ。
2000人以上の性依存症者と向き合ってきた専門家が、実例をもとにセックス依存症の実態に迫るとともに、専門機関での治療や、ほとんど知られていない自助グループでの回復へ向けた取り組みを紹介。さらに性依存症の背景にある「男尊女卑」「性欲原因論」「家庭での性教育」といった社会問題を解き明かす。AV男優・森林原人氏との対談も収録。
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