1. Home
  2. 生き方
  3. 南極調理隊タテヤの越冬日記
  4. そしてまた、新たな別れが訪れました

南極調理隊タテヤの越冬日記

2014.08.30 公開 ポスト

第13回

そしてまた、新たな別れが訪れました竪谷博


 7月5日。手打ちうどん大会!


 食に興味のある隊員が集まって手打ちうどんに挑戦しました。水回しをしてから粉を練ってまとめています。うどんはここが力の入れどころ!


 大分まとまってきました


 袋に入れて足で踏んでいきます!


 写真ではお見せできませんが、この段階になると、挑戦者たちからは笑みがこぼれています。



 7月6日。一晩寝かしておいた生地をのしていきます。


  のし終えた生地をリズムよく切っていきます。


 切り終えた麺は粉を落として……。


 完成です! 頑張ったかいがあり、いいうどんができましたよ。


  出来上がったうどんはすぐに茹で、ざるうどんにしていただきました。手打ちは香りとコシがあって美味しいですね~(^^)


 7月6日。ついに来た! 生たまご最後の日! 予想通り、隊員達からは悲しみの声が殺到!! 「最後はどうやってたまごを食べたいですか~?」のアナウンスをしたところ、目玉焼きという声も出たのですが……。



 多数のリクエストの結果、「すき焼き」に! 「あなたならどうしますか?」


 最後の生たまごに花を添えるべく、肉は宮崎産高級和牛にしちゃいましたwww



 みんな大満足の様子。

 これで納得してもらえました。生たまご納めです。これから先、「しらせ」が来るまでの約半年間、私たちは生たまごとお別れです……(涙)


 生たまごとお別れしたところで、今回はこの辺で終わりに。最後に、昭和基地はどれくらい寒いか、この数字をごらんくださ~い(笑)


 それではみなさん。また次回まで、さようなら~!

  

{ この記事をシェアする }

南極調理隊タテヤの越冬日記

南極ではどんな暮らしをしているの? 何を食べてるの? 第55次南極観測隊・調理担当隊員タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。

バックナンバー

竪谷博

1972年、東京都生まれ。日本料理店での修業を経て、居酒屋・風神亭チェーンの料理人として腕をふるう。41歳で一念発起し、第55次南極観測隊の調理担当として、2013年12月、昭和基地に赴任。ただ1人の調理担当隊員として、第55次南極観測隊越冬隊24名の活動を支え、15年3月に帰国。同年7月には東京都杉並区に居酒屋「西荻窪じんから」をオープン、居酒屋激戦区の西荻窪で多くの人に愛される人気店になる。47歳で再び一念発起し、第61次南極観測隊越冬隊の調理担当として、19年12月、昭和基地に赴任。越冬隊30名の活動を支えている。

この記事を読んだ人へのおすすめ

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP