何枚焼いても勢いがおさまりません! このころになると、用意していたソフトドリンクやビールなどは凍っていましたwww
後ろに見えるオレンジ色の建物は、1次隊が1957年に建てた棟屋です。当時、昭和基地は4棟の建物で越冬観測が開始されました。これはそのひとつで、現存する「主屋棟」です。現在は「旧娯楽棟」という名称になり、日本南極観測隊の史跡記念物として現地で保存されています。
お腹が満たされてご機嫌になってきた隊員達(^^)
マイナス23℃ではウイスキーは凍りにくいので、それをちびちびとやりながら、日の出を待ちます。美味しくて楽しいですが、さすがに寒い! 焼きたてのピザは5分後には凍り始めます。
焼きあがったピザを置く台に具が落ちていたので、「あぁもったいない」とつまんで食べてみたら、すでにカチカチでした(大笑)
太陽が昇ってきたようです!
みんな「極夜明け」最初の太陽を一目見ようと集まってきました。
そして遂に太陽が姿を現しました! 今年は天候に恵まれて良かったです。極夜明けの日に天候が悪く「初日の出」が見られない年もあるようですので。
みんな久しぶりの太陽に感激しています!
極夜を乗り越え、無事に今日まで来られたことにカンパーイ!
白夜期の元旦より、極夜明けのこの日がまさに、昭和基地の「初日の出」を感じさせてくれます。
無事に極夜も明けたところで、今回は終了です。
P.S. 今回はおまけのページがあります。基地内の観測施設へ社会科見学に出かけました。
その一部をご紹介しますので、次のページへどうぞ。
南極調理隊タテヤの越冬日記
南極ではどんな暮らしをしているの? 何を食べてるの? 第55次南極観測隊・調理担当隊員タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。
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