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南極調理隊タテヤの越冬日記

2015.01.15 公開 ポスト

第22回

第56次隊が到着! 皆様また会う日まで。竪谷博


 12月31日。何やら笑声が……。何をしているのでしょう?


 除夜の鐘を設置しているところでした!


 ドラム缶の除夜の鐘もなかなか乙なものですよwww 1人で108回撞いていた隊員もいました(大笑)!


 1月1日元旦。浜名湖産の美味しい海苔をたっぷり入れた雑煮!

 もちろんこれも!

 


 みんな笑顔でいただきま~す!


 こんな感じになりましたよ~。ボリューム満点!

 

 海氷上にはついに南極観測船「しらせ」が! 肉眼でもはっきり見えるところまでやってきました。


 昭和基地からどのくらい離れているのか? こちらの標識で幾つかの場所との距離が分かります。


 東京までは14000km! もうすぐ私たち55次隊の越冬も終わりを告げます。


 2月から始まったこの連載も今回でいよいよ最終回になりました。今まで22回もご愛読いただきましたことに、心より御礼申し上げます。いつか機会がありましたら、この後2月の越冬交代式までと、帰りの「しらせ」珍道中のお話などもできたらいいなと思っております(^^)。


 それでは読者の皆様、関係者の皆様、これまで誠にありがとうございました! またどこかでお会いできたらいいですね(^^) 良き経験をさせてもらいました。 南極ありがとう~! さようなら~www!!!

 

(完)

 


 第56次観測隊が合流した昭和基地は、南極の短い夏の間にしかできない屋外作業などで大忙しの日々に入ります。そのため、タテヤ隊員の南極日記もこれで終了。その後、2月に55次隊から56次隊への越冬交代が行われ、タテヤ隊員たち55次越冬隊のメンバーは「しらせ」に乗り込んで帰途につき、日本への到着は3月後半の予定です。
 帰国したら特別編ということで、タテヤ隊員にはぜひまたご登場いただきたいと思っています。ぜひその日を楽しみにしていてくださいね!

 

 

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南極調理隊タテヤの越冬日記

南極ではどんな暮らしをしているの? 何を食べてるの? 第55次南極観測隊・調理担当隊員タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。

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竪谷博

1972年、東京都生まれ。日本料理店での修業を経て、居酒屋・風神亭チェーンの料理人として腕をふるう。41歳で一念発起し、第55次南極観測隊の調理担当として、2013年12月、昭和基地に赴任。ただ1人の調理担当隊員として、第55次南極観測隊越冬隊24名の活動を支え、15年3月に帰国。同年7月には東京都杉並区に居酒屋「西荻窪じんから」をオープン、居酒屋激戦区の西荻窪で多くの人に愛される人気店になる。47歳で再び一念発起し、第61次南極観測隊越冬隊の調理担当として、19年12月、昭和基地に赴任。越冬隊30名の活動を支えている。

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