みなさんこんにちは。第61次南極地域観測隊・調理担当のタテヤです。
2月、夏隊と第60次隊を乗せた「しらせ」が昭和基地を離れ、ついに越冬生活が始まりました。越冬生活に入っても、もちろん仕事はたくさんあります。今回は日々の作業の一部をご紹介しましょう。
これは昭和基地の貴重な水源である貯水池です。通称「荒金ダム」。第7次隊で建設されました。名前は、当時、機械隊員として参加していた荒金隊員に由来するそうです。
晴れ間が続いて雪が融けたため、めったにお目にかかれないダムが現れました。短い夏が終わる前に、ダムの取水口と循環配管の工事を行います。
残留支援をしてくれている夏隊員が、ドライスーツを着て作業をしています。
作業が終わり戻ってきたところ。荒金ダムは、この後2週間もしないうちに人が乗れるほどカチコチに!
何か食堂で作業が始まりました。食事中、急に水が溢れてきたのです!
排水パイプが詰まっていたようですね。そこで急遽、パイプ掃除をすることになりました。
排水の受け口で作業をする隊員。詰まりの原因と思われる塊が一気に出てきて一見落着! 長年の間に溜ってしまったようです。
風のない晴れた日、大きな箱をクレーンで吊り上げています。管理棟3階にある食堂へ、非常口から何かを搬入するようです。
厨房では古いガスコンロを外しています。クレーンで吊られていた大きな箱の中身は、新しいガスコンロでした!
新しいガスコンロの入れ替え作業は、無事終了。
火力の強い中華コンロも入りました。「美味しい料理が出てくるだろう」という隊員の期待にプレッシャーを感じます(笑)
こちらはサゴシの昆布締めです。さて、この食材はいったい何になるのでしょうか?
料理人タテヤの南極日記 #JARE61
料理人タテヤ、再び南極へ。第61次南極観測隊・調理担当タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。
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