3月15日。本格的な消火訓練開始。
ポンプを使って水槽から水をホースに送り、放水訓練を行います。万が一の事態に備え、基地では月に1度、消防訓練を行っています。隊員は真剣そのもの。
3月17日。海氷安全講習。これからの時期に控える野外活動に備え、各隊員はフィールドアシスタント隊員(FA隊員)のもと、海氷上での安全な行動について講習を受けなくてはなりません。
ゾンデ棒という、2mほどある鉄の棒を海氷に突き刺して、隠れた氷の裂け目を確認しながら進みます。
海氷に穴を開け厚さを調べました。この場所では2m85cm!
方位と距離を確かめながら行動。
FA隊員が先に行って、安全なルートをキープします。特に氷山の近くは、海氷が変形していたり、雪の吹き溜まりが不均一になっていたりして、一層の注意が必要です。この日の講習では危険個所がどのような状態かを実際に見ました。
海氷上では前に歩いた人の足跡を歩くのが基本です。
こちら南極ではまさに全てにおいて安全第一。「誰一人欠けてもいけません!」が合言葉です。
一見何もない美しい氷原には、実は危険がいっぱいなのです。
今後も常に安全作業で行動しようと思っております! それではまた。次回をお楽しみに。
おまけ(^^)
週末に大好きな「ニシンの山椒漬け」で一杯!
たまりませんなー。幸せを感じるひと時でした。ホントにここは南極か?!との声も……(笑)
南極調理隊タテヤの越冬日記
南極ではどんな暮らしをしているの? 何を食べてるの? 第55次南極観測隊・調理担当隊員タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。
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