ゴロゴロ暮らして、たまに何かやる
堀川 ところで、シェアハウスにはいま何人ぐらいで住んでるんですか?
pha 3人ですね。一時期5人いましたけど、転勤とかで減っていまは3人です。
堀川 3人ともニートなんですか?
pha いや、いちおう働いてます。働いてる人と、半分働いてる人っていう感じで、なんとなく生きてる感じです。
堀川 phaさんの場合、ご著書の印税とかはどうされてるんですか? お金が入ったら、入った分だけ使っちゃう感じですか? それとも、いちおう貯めておこうみたいな。
pha 定期収入があまりないので、いくらかまとまったお金が入ったら置いておいて、ちょっとずつ使って、「ああ、これであと1年は生きられるな」みたいな(笑)。あまり先のことは考えてないんですけど、それぐらいな感じですね。毎月ちょっとずつ使っていって、みたいな。あまり計画性がないので、本当に「これであと1年いけるな」ぐらいしか考えてなくて、その先どうなるのかよく分からないんですけど。
堀川 でも、すごくアクティブなイメージもありますけど。シェアハウスをされたりとか、田舎に家を持ったりとか。そういう活動も、なるべくストレスなくダラダラしたいっていう欲望をマックスにするためなんですか? それとも、ほかに何か目的というか、実はちょっと意識の高いところで、社会に貢献したいみたいなのはあったりするんですか?
pha それはないですね。やっぱり自分の居心地のいい場所を作りたいというのが一番です。そういう場所を作って、それをある程度外に開いていると社会貢献になったりもするのかなって考えることはありますけど、基本的には自分のためですね。仕事もそんなにやってなくて、やっぱり基本的に週3日か4日はほぼ寝てる感じです。もっとも、それだけだと飽きてきますから、「たまには何かやろうか」ぐらいですけどね。
堀川 でも、シェアハウス一つをとっても、運営が大変じゃないのかなって。そういうのって一般の人がやっても、かなりストレスを感じる場面が多いと思うんですよ。それをスルッとやれちゃうところがおもしろいなと。phaさんてまったく何もしない人じゃないんですよね。意外に小まめというか(笑)。
pha そうですね。シェアハウスは本当に自分のねぐらを作りたいからやった感じなんですが。まあ、面倒くさいこともあるけど、それはしょうがないかなと。働くというか、会社に行くよりはましかな、みたいな(笑)。会社に勤めて、お金でなんとかするという選択肢もありますけど、それは面倒くさい。だから、お金はなくても、なんとか自分のできる範囲でやっていく、みたいな感じですかね。ゴロゴロ暮らしながらも、ちょっとは何かやりたくなってくる気持ちもありますから、まあバランスよくやってる感じですね。
堀川 理想的です。
pha 低代謝というか、低収入・低支出で。
堀川 やる気がないのに、やらされてるって辛いですよね。たぶんほとんどの人はそういう感じで生活してると思うんですよ。それとは逆に、自発的に何かをやりたい時にアウトプットするみたいなのがいいなと。
pha そうですね。ブログ書いたりとかもそんな感じだし。
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