生老病死まで書かれた深淵な本でありながら、
男の生態がここまでわかる本は、今までなかったです。
衝撃を受けました。
──辛酸なめ子
仏文学者・平野威馬雄を祖父に、料理愛好家・平野レミを伯母に持つ著者の
波瀾万丈な日常を綴った赤裸々エッセイ。
ひと組の布団で腕枕をして眠る元舅・姑、こじらせ女子だった友人が成し遂げた“やっちゃった婚”、連れ合いをなくし短歌を詠みまくる祖母、夫婦ゲンカの果て過呼吸を起こす母、イボ痔の写真を撮ってと懇願する夫……。「ウンコをする男の人とは絶対に結婚できない」と悩み、「真っ白でバラの香りがする人とならできるかも」と真剣に考えていた思春期から20年余り、夫のお尻に素手で坐薬を入れられるまでに成長した“元・お嬢さん”の、結婚生活悲喜こもごも。
●もくじ
離婚原因の小さな一つ
舅の宣戦布告
離婚届
I澤さんのやっちゃった婚
私とY子の自由と孤独
お願い、シスター
こじらせ女の結婚
不妊女性につらい街・自由が丘
Tさんのおば様、人生大どんでん返し
祖母の「思ひ出日記」
父のお酌
好きで好きでたまらない気持ち
祖母は元深川の不良
お化けとUFOと女の勘
嫁はなんでも知っている
お姫様生まれる
夫、墓穴を掘る
位牌の立ち位置
嫁の正月は異文化交流
イボ痔写真を撮る
老後の下の世話は任せておけ
夫の精子、日の目を見る
心療内科の待合室
生ゴミになった私
最愛の伯父・ちんちん
夫の浮気
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